ワンポイント情報One point info

トーマス科学器機株式会社

NO.23 媒体液の管理

恒温液槽を使用する際には、必ず液体(媒体液)が必要となります。
弊社では、媒体液を 使用する温度にあわせてお選びくださいとお願いしております※1。
ただ、せっかく適切な 液体をお選びいただいてもご使用中の媒体液の管理が悪いと製品の性能が十分に発揮できなくなったり故障の原因となってしまいます。
(※1 詳しくはお手数ですがお問合せ下さい。)

■不凍液(オーロラブライン (オーロラブライン等)の場合
例えば+5℃以下でご使用いただく媒体液、オーロラブライン等の不凍液は濃度が高いと十分な撹拌がされず温度安定度が悪くなったりします。
また、長時間の使用の中で濃度が低くな ると凍結点が高くなり、冷却コイルの周りだけ凍結してしまい冷えないといった症状の原因 となることがあります。

■水(市水)の場合
一般的に多く使われる水の場合、長時間使用していると濁ったり、槽内に異物が発生したり します。
カルキ等が槽内のヒーターに付着して固形化すると熱交換の不良によりヒーター断 線の原因となることもあります。

■シリコーンオイルの場合
高温でご使用になるシリコーンオイルでは長時間使用していると異臭がしたりタール状にドロドロになってきます。
さらに進んでゲル化したシリコーンオイルがヒーターに触れてい る部分で発火し最悪は製品が燃えてしまう可能性もあります。

■媒体液共通
いずれの媒体液を使用している場合でも開放 された部分からゴミ、ほこり等の異物が 混入してしまう可能性もあります。
そのような状態でご使用になられますとヒーターに付着して断線や発火の原因となる場合もあります。

恒温槽をご使用になられる際は、お手数ですが媒体液の状態をよくご確認いただき定期的に入れ替える等の管理をしていただきますようお願い申し上げます。