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No.41 冷凍機冷媒について その2

弊社の低温恒温水槽や投込み式ハンディクーラーは主に空冷式の冷凍機を搭載しています。
空冷式の冷 凍機の仕組みを簡単に説明すると凝縮器に周囲の空気を吸気して冷媒の熱を奪い、排風・排熱し液化した冷媒を蒸発させることにより冷却を行っています。

冷凍機の冷媒としてまず思い浮かぶのは『フロンガス』だと思いま す。
フロンガスは1980年代にオゾン層を破壊することで問題と なりウィーン条約、モントリオール議定書の採択を受け日本では 1988年に『特定物質の規制等によるオゾン層の保護に関する法 律」(オゾン層保護法)が制定され、特定されたフロンガスの製造等が規制されました。

その後、オゾン層破壊係数が 0 の代替フロンが主流となりまし たが、温室効果が非常に高く地球温暖化を促進することが問題と なり、京都議定書で排出規制ガスに指定されました。
日本では 2007年に『特定製品に係るフロン類の回収及び破 壊の実施の確保等に関する法律』(フロン回収破壊法)が制定されフロンガスを大気中に排出しないよう、修理や廃棄の時に回収することが義務づけられています。

弊社の製品は、熔接による銅管配管をしており通常のご使用においてフロンガスが大気中に排出することは非常に起こりにくい構造となっています。
また、弊社はフロン回収業者として登録し修理や廃棄の際 にフロンを回収し 法令順守に努めています。
お客様が弊社製品を廃棄される場合もフロンガスの回収・廃棄が必要になりますのでお近くの登録業者にご相談いただくか、弊社にお問合せ下さい。